国の評価は10年以上かかる

ISO 39001(道路交通安全マネジメントシステム)が10月に発行され、同時に日本での認証活動も始まった。一方、すでに日本には、国交省による運輸安全マネジメント制度が2006年からスタートしている。国はこの民間認証をどう評価するだろうか。この問題を考えるには、かつて国がISO 9001認証をどのように評価してきたか、その歴史を見ることが参考になるだろう。

日本に認定機関が誕生し、ISO 9000sによる認証制度がスタートしたのが1993年11月。当時の建設省がISO 9000sパイロット工事の適用を開始したのが1996年。本格適用が決定したのが2004年4月。さらに、経審でISO認証の加点評価が決まったのが2011年4月。つまり、ISO認証制度が始まってから、国がISO 9001認証を評価基準の1つとして採用するまで11年、明確に点数評価するまでに18年かかっている。