月刊アイソス2020年9月号(274号 2020年8月10日発売)の特集は「企業が生き延びるためのリスクマネジメント」です。コロナ禍はリーマン・ショックよりも大きなダメージを世界経済に与えることが予想される中、企業は生き延びるための術を身に付ける必要があります。今起きている災禍や景気低迷を一過性のものと捉えず、今後何度も起こり続けることを前提に、企業は持続的発展の仕組みを構築・運用しなければなりません。9月号の特集では、冒頭で有事で役立つ標準整備の必要性を説き、企業が生き残るためのマネジメントツールとして、ISO 31000(リスクマネジメント)、ISO 22301(事業継続マネジメントシステム)、そして日本提案で国際規格化を目指す防災ISO、それぞれの特徴及び最近の動向を解説するとともに、韓国・中国によるCOVID-19対策と並行した衛生管理等の国際規格化を狙った動きを報告、最後にISO 22301を含めた統合マネジメントシステム認証組織の取組みを紹介しています。
Viewpoint this monthでは、日本適合性認定協会(JAB)の新専務理事に就任した森内譲氏をインタビュー。ISOマネジメントシステム認証の件数が下降する中、今後の事業拡大のターゲットとして試験所や農水産物の輸出対応の認定事業に伸び代があるとしています。
NEWS & REPORTSでは、「エクセレントサービスの国際標準化に向けて」をテーマに、東京大学大学院工学系研究科品質・医療社会システム工学寄附講座主幹研究員の原辰徳氏が、出来上がったばかりのISO/TS 24082(エクセレントサービスの設計)の作業原案(WD)をベースにした最新情報を提供しています。
以下、アイソス9月号の目次を紹介します。