月刊アイソスはこのほど国内認証機関に対してマネジメントシステム認証に関するアンケート調査を行った。67機関に調査票を配布し、47機関から有効回答を得た。詳細はアイソス12月号(11月10日発行)に掲載される。
この中で、注目すべき調査項目として、機関別の審査員の正社員/契約社員の人数(有効回答43機関)がある。回答を得た全認証機関の合計は、社員審査員数が1,256人で、契約審査員数は3,502人。審査員の正社員率は35.9%である。ただこれはあくまで平均なので、機関によっては社員率が0%のところもあれば100%のところもあって、バラツキが大きい。
また、審査員の平均年齢についても調査を行った(有効回答37機関)。これによると、全認証機関の審査員の平均年齢は57.6歳。この回答結果については機関別のバラツキはあまりなく、1機関を除いて、すべてが平均年齢50歳以上だった。平均年齢が60歳以上の機関は18機関あり、全機関のほぼ半数を占めた。
平均年齢が、57.6歳ということは、ざっくり半分は、50台半ば以下ということになります。
でも、私はこれまでの受審経験で、50台半ば以下(に見える)の審査員に遭遇したことはありません。
ま、年齢は関係ありません。審査基準にのっとった審査をして、
速めに歩く体力と、意味のわかる審査レポートを書いてくれれば、
80歳以上でもいいです。
<速めに歩く体力
あまり言われないですけど、これって大事でしょうね。
少年野球でストップウォッチを使ってベースランニングさせると、子どもたちが真剣に走るようになり、タイムもどんどん速くなります。それに、どれくらいが平均か、どれくらいだと速いか、遅いかも分かるようになります。見た目はあまりアテになりません。大きい子が普通に走っているのと、小さい子がビューンと疾走しているのが、同じくらいのタイムだったりします。
実際、審査員研修においても、これだけの敷地を一周するのに、徒歩で最低どれくらいのタイムで回れなければならないか、といった基準を作っておいて、年1回くらいテストしてもいいのではないでしょうか。「テストがある」というだけで、みなさんの歩く速度が上がるはずです。
このようなテストを受けることを強制すると反発があるのなら、たとえばこれだけの距離を歩くのに、最低これだけのタイムで歩かないと受審組織に迷惑をかけることになりますよ、といった基準を機関側で示すだけでも効果があると思うのですが・・・
費用の安い審査期間の営業に「御社の審査員で杖をついている人はいますか?」と多少失礼な質問をしたことがありました。
流石に杖が要るようになると審査員を引退されるようです。
その結果で上限が抑えられて57歳となるのでしょう。
ナミさんへ
きつ〜っ!