周囲の人のおせっかいがヒューマンエラーを防ぐ

nakataヒューマンエラーの原因究明を行う際、「深掘り」が王道と思われがちだが、人への責任追及をせず、「こんな対応をすれば防げたのではないか」と活動の可能性を広げて考える方法が、中田亨氏(写真:産業技術総合研究所・人工知能研究センター・知識情報研究チーム長)に言わせれば、最近の安全工学のトレンドだそうだ。

例えば最近、地下鉄の電車が、ドアにベビーカーを挟んだまま走行した事故があった。世間では下手人を一人だけ見つけようとして、「車掌が気をつけなかったのが悪い」と言う。だが、ちょっと可能性の視野を広げてみよう。そこで、たまたま居合わせた通行人が大声で叫んで、大きな仕草をすれば、車掌は気がついたかもしれない。こういった「おせっかいな人」がいれば防げた事故って、結構ある。同じ業種なのに、事故が多い会社と少ない会社があるのは、「おせっかいな人の存在が関係している」と中田氏は考えている。

詳細はまもなく発売されるアイソス2016年8月号で。