Vantage Point 個人目標

kiyokawasenmu個人目標は、個人目標であってはならない!

「2007年に、社員向けに「Iビジョン手帳」というのを作りました。これは、目標設定、手段、分析、確認、フォローまで詳細に自己管理ができ、さらに自分のライフプラン、役割、長所と短所など、自分自身の棚卸しを実施し、未来設計をさせるという、非常に内容の濃いものでした。この手帳の使い方に関して全社員に半日の研修を行いましたが、これは大失敗でした。2割程度の社員しか付いてこれませんでした。ボリュームがあり過ぎたのではないかと思い、2008年にはかなり内容を絞り、薄めの手帳に仕上げたのですが、それでもほとんど社員が付いてこれませんでした」

「この失敗で気づいたのは、自分のことを自分で管理できる人というのは少ないということです。やはり他の人と交じり合い、いいプレッシャー、いいストレスを感じることで人は成長し、いい仕事をすると思います。いくら自分で自分の目標を持っていたとしても、誰からも見えないところでやっていると、いいプレッシャー、いいストレスを得ることはできません。では、自分の目標を見える化すればいいのではないかと考えました。そこで、「Iビジョン手帳」の中身を「Iビジョンボード」として、各現場の掲示板に張り出すことにしたのです。こうすることで、個人の目標をみんなが共有することになります。一覧に掲示することで、自分の活動が、会社、部門、チームのビジョンにどのようにつながっているかが分かり、その活動結果に対して、喜びや満足感、責任感を得ることができます」
(上記は、写真清川メッキ工業株式会社専務取締役・清川卓二氏へのインタビュー記事〈アイソス2016年3月号掲載予定記事〉を編集したものです)