先日、いそいそフォーラムの艦長(同フォーラム主催者)と、
新橋の中華料理店で飲みました。
彼はウーロン茶を、私は生ビールを、
ジョッキで何杯か空けながら語り合いました。
艦長とじっくり話すのは3年ぶりです。
「語り合う」といっても、
私が質問し、艦長が答えるということの繰り返しです。
話が煮詰まってきて、艦長が、
「ああ、それはきっとこういうことだね」と結論を出すと、
1つのセッションが終わります。
たぶん10セッションくらいはこなしたと思います。
一番最後のセッションは、
艦長の心についてでした。
私は艦長に対して、こう言いました。
あなたの心の真ん中に虚無を感じる。
あなたは、仕事で人と対話したり、
人前でプレゼンしたりするときは、
ものすごくパワフルで明るいのだが、
普段1人で座っているとそれとはまったく逆で、
ひっそりしている。
端で見ていると、
その落差が非常に大きい。
私の言に対して、艦長はこう答えました。
からくり絵本ってあるでしょう?
私はからくり絵本に閉じてある人間みたいなもんです。
普段は平面に横たわっているのですが、
本を開くと、
ムクッと元気に起き上がってくるのです。
私は艦長の比喩のうまさに舌を巻き、
艦長もこの結論に満足そうでした。