門岡淳さんの「なぜなぜ分析」問題 その1の解答

前日掲載した門岡さんの出題の解答は下記のとおりです。
前回の問題の解答は、重要な順に2>1>3です。いろいろご意見はあるでしょうが、私はこの順番だと信じます。不適合を起こした原因を具体的に明確にするためには、経緯・事実関係をすべて掘り出さなければなりません。事実を関係者の記憶が薄れないうちに収集し、是正処置の必要性をみんなが感じているうちに分析しましょう。
(アイソス5月号86ページ掲載)

順番の一番最初の2というのは、下記の内容です。

2    ミスをしてしまった人が、責められると感じることなく、事実をありのままに話せるように、ミスした人を責めないことを約束し、そのことを行動で示す。

う〜ん、これって大変むずかしいことですよね。とくに、今までそういった空気がなかった会社は、リーダー自らが不適合申請を歓迎する宣言みたいなことをしなくちゃいけないのかもしれない。この点について、門岡さんは次のように語っています。

ミスした人をほめよう!

客観的な事実から明らかにできることは多くはありません。不適合の状況の多くは、失敗・ミスをした人しか知りません。ありのままを教えてもらわなければ、本当の原因・役立つ是正処置にはたどりつけません。
ミスした人・失敗した人は打ちひしがれています。責められると思えば本当のことを言いにくいかもしれません。ミスした人、失敗した人を責めてはいけませ ん。ミスをしない人、失敗しない人はいないのです。私は、ミスをたくさん積み重ねてきました。自分の失敗を棚に上げて人のミスを責める……それっ て、人の道を外れていないでしょうか。
「よくぞ不適合を起こしてくれた!ありがとう。これで、わが社の仕事のやり方をより一層合理化し、ムダのない儲かる仕事の仕組みに改めることができる。社 長から金一封が出るぞ ! 」とまで言える会社、課長さんは多くはないでしょうが……不適合が発生した状況を明確にできる組織は、継続的改善に向けて前進できる組織です。
(アイソス4月号109ページ掲載)