門岡淳さんの「なぜなぜ分析」問題 その2の解答

5月2日に本ブログに掲載した門岡さんの出題の解答は下記のとおりです。

前回の解答から。4の「誤記のある出版物を刊行してしまった」が不適合であり分析対象です。要求事項は「出版物に誤記があってはならない」なのですから、不適合=分析対象が「誤記がある出版物を刊行してしまった」なのは当然ですね。
誤変換をした担当者が悪いと思いがちなので、2「担当者が誤変換をした」から分析を始めたくなりますが、3「校正主任が誤変換を見逃した」も悪いのです。そもそも1「大杉先生の悪筆」がなければ誤変換もなかったかもしれません。不適合は4と正しく認識し、なぜなぜ分析のスタートにしましょう。そして、1も2も3も含めて分析しましょう。大杉先生の悪筆の再発防止対策はないかもしれませんが。
(アイソス6月号86ページ掲載)

今回の出題は、私ども出版社にとっては非常になじみのあるテーマです。雑誌を発行する者にとって、一番あってはならない編集上の不適合は、氏名や組織名の誤記です。ですが、恥ずかしながら過去にやらかしたことがあります。すると、我々も反省して、「なぜなぜ分析もどき」をやるわけです。まず、「不適合は何か?」を議論し始めると、 「やっぱり、記事を書く編集者がまず名刺でチェックしなかったからじゃない?」「いや、校正をダブルチェックにしなかったからでは?」とかいった意見から話し合いがスタートして、結局、堂々巡りをしてしまった経験があります。スタートって、大事ですよね。