次世代エアコンの開発を支えたSSM

『うるさら7』の開発には、長年続けてきた業務改革とSSMの成果が詰まっている。

2014_daikin.JPG本日開催された「第6回知識構造化シンポジウム」(日本科学技術連盟主催)の講演者の一人、ダイキン工業空調生産本部・門脇一彦氏の発言。『うるさら7』は加湿できるエアコンとして注目を集め、昨年日本ものづくり大賞の最高賞である内閣総理大臣賞を受賞した次世代エアコン。SSMは、この画期的な新製品の開発の主柱として大きな役割を果たした。品質のツールでここまで高く評価されているものは、近年珍しい。(写真:今回のシンポジウムで講演する門脇氏)

SSMとは、Stress-Strength Modelの略で、トラブルの経験・ノウハウを広く、トラブル未然防止に活用できるように、知識を構造的に表現するモデル。開発者は構造化知識研究所の田村泰彦社長。現在、SSMは自動車・自動車部品、電気・電子部品、精密機器メーカーなどを中心に普及が進んでおり、最近は多品種・非量産型、制御・ソフトウェア分野にまで広がりを見せている。

なお、2015年2月5日-2月6日の2日間、SSMの演習をたっぷり盛り込んだ「設計開発のおける不具合未然防止のための知識活用セミナ−」が日科技連主催で開催される。セミナー指導講師のメンバーの中には、SSM開発者の田村氏とダイキン工業の門脇氏も入っている。私もこの2日間セミナーを受講したことがあるが、演習では参加者1人1人にPCが提供され、実際に支援ソフトであるSSMmasterを使って作業を行うので、実践的でおもしろいことこの上ない。