第3回知識構造化シンポ開催

20110916_SSM.JPG日科技連主催「第3回知識構造化シンポジウム 『拡大が続くSSM適用分野 その多様化と進化を探る』」が9月16日、180名の参加者を迎えて東京の日科技連本部ビルで開催された。今回は、アイ・ライティング・システム(電子安定器・電源装置メーカー)、アドヴィックス(自動車用ブレーキメーカー)、山武(ビルオートメーション)、東芝マイクロエレクトロニクス(LSI設計開発)の4社によるSSM取り組み事例の発表と、SSMの開発・支援企業である構造化知識研究所による動向解説、スピーカーとフロアーによる統合討論が行われた(写真)。以下、印象に残った言葉を報告する。

「SSMのワーキンググループのメンバーには、不具合対応で向こう傷を負った経験がある、やる気のある若手社員を選んだ。SSMは若手社員を一人前に育てるのに役立つツールだと思う」(アイ・ライティング・システム常務取締役品質管理部長・寺山一郎氏)

「SSMで抽出する未然防止知識として、メカニズム知識のほかに、管理上のまずさ知識(規定・基準を守れなかった根本原因)にも取り組んだ」(アドヴィックス信頼性技術部未然防止推進室・大野貞行氏)

「SSMのデータベース活用で、若手設計者による新規設計で不具合再発件数が減少している。またFMEA作成工数がSSM採用前に比べ大幅に減少している」(山武バルブ商品開発部開発1グループグループマネージャー・大谷秀雄氏)

「SSMを活用してきちんとQMSが運用できる成熟度レベルが当社が考えるレベル4の段階であり、当社はそこを目指している」(東芝マイクロエレクトロニクスTQM推進室・澁谷幹夫氏)

「SSMで一番お勧めできる指標は、手戻りの回数を数えることだ。そもそもSSMの成果は導入1〜2年くらいではなかなか出にくいものだが、手戻り回数はその中でも比較的測定しやすく、効果の出やすいもので、目標設定に適していると思う」(構造化知識研究所執行役員・松坂ユタカ氏)